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Mille Fleur Flower Design 通信 vol47. Sep. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室)9月号 手に届きそうだった雲がずっと遠くに見えるようになり 季節はいつの間にか秋にぐっと流れ始めたようです。 季節の移ろいは今までの季節との惜別とこれから迎える 季節との期待いで感情が交錯します。並ぶ花材も名残のヒマワリと 秋明菊、ホトトギス、水引、と複雑な心境をそのまま表現して くれているみたいです。 特に夏の終わりはセンチメンタルな気持ちを呼び起こすような気がします。 8月31日と9月1日の境って12月31日と1月1日との境界とは また違った意味であらたまった気持ちにさせられます。 中学の頃深夜ラジオを聴きながら受験勉強していた時、 竹内まりやのセプテンバーが流れ始め、この一瞬から9月かぁと残された日々と、刻々と迫る時の流れに, もう逃げ場がなくなってしまうような、何ともせつなくなる感情が起こったこと、そしておかしなもので、 十代半ばの頃のその瞬間の感情が今になってもこの日にはいつもよみがえってきます。 さてさて、皆様は夏休み、いかがお過ごしでしたでしょうか? 今月のバラはハロウィンというアンティーク調のバラです。このマット感のある上品な色あいが好きで今年の母の日の ギフトでもデザインさせていただいた,、ミルフルールでもおなじみのバラです。 花びらの縁のところがほんのり茶色にフリンジしているものもあり少々枯れた印象(本当に微妙になのですが・・)が あるのが特徴でもあります。来月下旬迎えるハロウィンにキーワードにアレンジをされてもおもしろいかと思います。 周年ほとんど入荷可能なバラですが、1年で一番似合う季節を迎えそうで楽しみです。 武道で「守」「破」「離」という言葉がありますが、これはどの世界でもあてはまる教えです。 簡単に説明すると、まずは型から入り、その後その型を破り自分独自の型を模索し、その型からいずれは離れて 独自の型を確立していくということです。芸事ではまた初心にかえり、またその繰り返し繰り返し、の道を歩んで いきます。 小さい簡単なものをアレンジされる程度でしたら、センスの良い方なら習わなくても素敵なあしらいが可能ですが、 より大きなアレンジをする時、きっと迷いがでてくることと思います。 自分の好きなように花を楽しみたい、型にとらわれるのでは身動きができない、と最初は思われるかもしれませんが、 型を学ぶことによって、花を生ける術を知り、より昇華された形で花を生ける自由が手に入るのです。 ただその過程で紋きり調でここに何本、ここに何本、何度の角度、というような意味づけのない学び方では、表面上 何か習ってるような気はするかもしれませんが、全く身にはつかないでしょう。 花を習いにいったのはいったんだけど・・という話をよく聞きますが通りいっぺんのカリキュラムを無機質に消化すると どうしてもそうなってしまうのかもしれません。 その型を覚えるにあたっての意味づけ、裏づけがしっかり学べると,、自分自身でも考えながら生けることができるように なりますし、それが確かな自信となって、花をいけれるようになります。 だからミルフルール・フラワーデザインで学ばれた方は月2回のみのしかも1年の短い期間のさわりのコースでさえも それなりの手ごたえを一人残さず全ての方に履修後感じていただけるのは,私にとってのプライドでもあります。 習熟度と季節の花を1年を通して実際触っていただくことの2本構えで習熟度に応じておひとりおひとりステップの 踏み方も緻密に計算してご提供いたしております。 そのためには趣味のコースや短期集中のコース以外の、技術の上達をはかるレギュラーのコースでは、 ちょこちょこと好きなときに習いたいようなお申し出は、頑ななようですが、一切お受けしていないこともそのような 信条からですのでどうぞご了承ください。 |
花がおしえてくれたこと \1,890 <書籍> ミルフルール・Flower Design 水野麻紀著 |
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