Mille Fleur Flower Design 通信 vol46. July. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室）7月号 お盆の時期には出回る蓮や睡蓮はヨーロッパでも スタイリッシュで人気のお花です。スタイリッシュ？？と 疑問を持たれた方も多いと思いますが、東洋的な雰囲気を かもし出すお花はとても人気なのです。 モード界でも東洋的な雰囲気は人気があり、オリエンタル、 というのは今ひとつのキーワードなのかもしれません。 お花の世界でも、京都というのはヨーロッパでは憧れの 花の聖地のような響きがあり、もし京都で自分の花仕事が できるということは大変に名誉なことなのです。 ヨーロッパの文化を取り入れてフラワーアレンジメントの世界もここまで広がってきましたが、もっともっと自国の文化を 見直していきたいですね。 インテリアなどもそうなのですが、そのまま他の国の文化を取り入れても、風土にあわないことが多いので 上手にとりいれて消化していく必要もあります。 だから何風、と自分のアレンジに簡単に名付けるのは安直であり、浅薄に感じます。 表現は自分の世界感であり、それがどこに根付いているのか・・いつも心に留めておく必要があると感じるのです。 学生時代、イギリスの作家のE.M.フォースターの作品で「インドへの道」という小説を論文の課題にしたことがあります。 東洋と西洋の融合の可能性をイギリス人の視点で捉えた小説です。 輪郭がぼんやりとしたまま、未だにテーマとして引きづっている自分に気付きます。 さて、教室通信は8月はお休みになります。また9月、どうぞ引き続き宜しくお願い致します。 楽しい夏休みをお過ごしくださいますように！ ミルフルールのお教室では7月はドライフラワーとプリザーブドフラワーのレッスンを毎年行っております。 今年もたくさんの花材をご用意して、バスケットアレンジを作製していただきました。 今年の花材は、ムギワラギク、ラベンダー、ベニ花、ルリタマアザミ、スターチス、ラグラス、ビリーボタン フーセンポピー（ニゲラの実）、小麦、オレガノ、スィートマジョラム、ローリエのスパイス系、ポピーの実などです。 お花に詳しい方ならこれらの花の名前でいかにもドライフラワーになりやすそう・・という花材がラインナップ されていることと思います。 夏に出回る花材が多いですので、これらの花材のほとんどは生花で今の季節入手可能なものです。 ドライハーブもりっぱな花材になりますので、ご自宅で栽培されているハーブを新鮮なところで切り、ドライフラワー作りに 挑戦してみてはいかがでしょうか。 出きるだけ状態の良いドライフラワー作りのために、気をつけていただくことは、買ってきて新鮮なまますぐに 乾燥させ始めることです。可能な限り早く植物の水分を抜くと発色もよく仕上がります。 今の季節ですと、エアコンの風が当る場所にセッティングするといいかもしれません。 これは生花では絶対禁止の行為ですので、おもしろいですよね。 |
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