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Mille Fleur Flower Design 通信 vol81.July ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室)10月号 空気も水もめっきり冷たくなってきました。 そして夏の間見えなかった富士山がミルフルールの窓から眺められるようになりました。 秋の花々もまた過ごし易くなってきたのでしょう、活動を始めたようです。何故分かるかといいますと、 夏の間安泰だった、私の花粉症が芽吹き始めているからです。 秋はキク科の花が盛りになりますので、キク科のブタクサの花粉がとんでいるような気配がします。 それからススキにも花粉症なのです。〇〇グラスと呼ばれるイネ科の植物にも何と花粉症です。 今実ものが楽しいです。ミルフルールのアトリエにも、知らず知らずのうちに、気が付いたらいつのまにか 実ものが周りにあります。カラスウリ、パンプキン、ペッパーベリー、ティナスベリー、青リンゴ、赤リンゴ、鈴バラ、 シンフォリカルポス、クリ、ヒオウギの実、etc.です。 先日クリスマスリースのレッスンのサンプル撮影でサンキライのかわりに鈴バラを使いました。 サンキライも既に市場にでているのですが、まだ実が完全に熟した状態でなくて、青と赤が混じった 感じなのです。エヴァーグリーンの中に真っ赤にたわわに実った鈴バラがとても楽しく見えました。 でもこの鈴バラの季節はもうそろそろ終りです。鈴バラがクリスマスの季節にあったなら 世間ではきっととてつもない人気になることと思います。 この季節にこの花材があったなら。。。そういうものが他にもあります。 それも全て人間の勝手な思惑です。お花はその季節を全うしてそして静かに去っていくばかりです。 秋が深まると花材として、大物では、クリの木、柿の木、がでまわるようになります。 実が付いている枝モノは見ているだけでワクワクしてきますよね。 こういった枝モノには青々とした葉が一緒について出回ります。 青い葉の中に実った果実は森の中にいるようで楽しいですが、実際それを生けられるときは 枝についている葉ものを全部とってしまったほうが安心です。 仕入れてすぐにはピンとして元気でいるように見えても直ぐに葉はくったりしてきます。 葉と実は切枝ではなかなか共存することが難しいです。 大地に根をはって、太陽と土の恵みを体いっぱい受けていた自然の姿の時と違って、 花瓶の中からの水の吸い上げは自分の体力を維持するのに限りがあります。 生き延びる為にはどちらかを切り捨てなければならない決断を迫られます。 多分そのとき落とすとしたら葉のほうですよね。 人間に置き換えて考えても一緒だと思いますが、植物は花をつけているときより 、実をつけてういるときのほうがより一層、エネルギーを 使うのです。 ティナスベリーやシンフォリカルポスのような小さな実ものを取り扱う時も、柿やクリのように 顕著ではありませんが、枝に細々と付いている葉は確実に実へ行くべき栄養を奪っています。 全部取り除いてしまうと寂しいようでしたら、枝先の見える部分を多少残すぐらいにして、 やはり余分な葉は全て丁寧にしごいて落としてあげるほうが、実の日保ちがいいです。 |
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