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Mille Fleur Flower Design 通信 vol70.Sep. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室)10月号 異常気象で本当に秋がやってくるのだろうか。。といつまでたっても 下がることのない気温の高さに心配してましたが、お彼岸を境に 空気も冷たくなり、「暑さ寒さも彼岸まで」が今年も何とか辛うじて守られたようです。 季節のレールを大きく脱線することなく、次の季節に移れそうなことに ほっとしています。 春と秋は同じぐらいの長さのはずなのに、何故か秋は季節が駆け抜けるのが 倍速のような気になってしまうのが不思議です。 これからお花を飾って秋の夜長を充分楽しんでいただきたい ものです。 秋は実ものがふんだんに出回り嬉しいです。 鈴バラ、フォックスフェイス、クリ、姫リンゴ、カラス瓜、ヒオウギの実、シンフォリカルポス、そしてハロウィンのパンプキン、 と今年になってから仕入れただけでもこれだけあります。 実もののいいところは花と違って、日保ちをある程度楽しめることでしょうか。 植物器官的な花の役割を考えると,花は役目を果たすとそれ以上花を咲かせていることは, 本人にとっては全く無用のことなのですから 効率性から考えたら当然なのですが、数ヶ月も咲き続けてくれたらいいのに。。と思うのは人間の勝手な考えなのかもしれませんね。 実は日が経つにつれて水分が少なくなり、皺が出始めるのですが、それもかえって味わいとなり、ドライのようにして 飾って楽しめます。 ヒオウギの実なんて1年たってもまだ艶やかですし、ハロウィンのパンプキンなんて(種類にもよりますが、) 年明けのバレンタインデーの頃にはさすがに片付けようかなぁ。。なんて思ってしまうぐらいの代物です。 お野菜を選ぶみたいに好きな形、好きな大きさを選んで、それも収穫の楽しみになります。 ひとつご注意点としては、 どの実も小鳥さんに喜んでもらえるようなおいしそうな色とか艶なので、小さなお子様がいらっしゃる ご家庭では間違ってお口にされることがないよう、お気をつけてください。 「実物のご指定はお見積りがいくらいくらです。」のような表記で以前、お打ち合わせの時、花嫁様から写真でみるのはこのお値段で 実際作っていただくと金額が変わるのでしょうか、と不思議そうにご質問を受けたことがあります。 言われてみると、確かに「じつぶつ」と読めます。そうやって読むととてもおかしな、いかさまっぽい文章です。 お花をたしなまれている方以外は普段実ものという読み方の意識はきっとないでしょうから、それからは意識的に「実もの」と表記するように気をつけています。 アイスフラワー、プリザーブドフラワー、ドライフラワーなど、全てに共通してご利用の注意点として 説明される、「高温多湿、直射日光は避けて置いてください。」という表記があります。 わざわざ乾燥させて加工されているものですから、湿気が含まれるとカビの温床になったり、劣化の 原因になるのは当然です。 直射日光というのはどうでしょうか。 花の美しさは太陽の光に透けてより一層美しい花色を放ちます。 生花でしたら、暑くなるぐらいの温度で花びらが保ちこたえられるかどうか、とか挿している 器の水の温度があがることによって水中のバクテリアの急な増殖で水揚が悪くなるからという ことが理由です。 ドライですと水は必要ないのでその心配はないのですが、退色が進むということが理由として あげられます。 退色の原因は太陽が悪いのではなくて、太陽光に含まれる紫外線です。 なので私は思うのですが、窓辺に UV (Ultra Violet) カット効果のあるシートをはったり、窓そのものが UVカット効果の特殊素材がコーティングされていれば、そういう問題は防げると思うのですよね。 なかなかそこまでして飾って楽しむということはできないのが現実なので、明るいお部屋で 少し窓辺から離れたところに飾るぐらいが一番お薦めです。 女性のお肌と一緒です。紫外線大敵なのです。 |
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