Mille Fleur Flower Design 通信 vol48. Oct. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室）10月号 画像はおなじみのトルコキキョウで、新種のお花 シュークリームという可愛いい名前です。 フリンジがかったクリーム色のひらひらした花びらが シュー皮みたいで、眺めているだけでバニラの香りがして きそうなリアル感です。私の説明は何だかいつも食べ物に つながってしまいますね。 そんな食欲の秋！は、いよいよです。 秋の｢実物」と一緒にあわせて、クリーマーに あしらってみました。 １０月といえばハロウィンの行事もあります。 後ろに見えますのはホワイトパンプキンです。 これからじっくり深まりゆく秋を楽しみたいところですが、花の季節は実は少しずつ春のお花が潜伏していて 早くて１０月下旬頃はチューリップも出始めるんです。 輸入ものなので、まだまだ旬の頃の勢いはなくかなりの高値ですが、チューリップの薄い花びらが耐えられる 気温になりいよいよ本格的な冬をこれから迎えるのだなぁと、チューリップを見ながら冬の到来を感じてしまう、 何とも不思議な季節感です。 そして気が付くとホトトギスとか吾亦紅とかはその頃には見当たらず、いつの間にか花の秋が終わってしまった、 というのがいつもの常です。 派手さはないのですが、花瓶に数輪生けているだけで、穏やかな気持ちにしてもらえる、 そんな素敵な秋の花を限られた短かい期間ではありますが、存分に楽しみたいです。 今月はフラワーアレンジのお道具ついてご説明をしようと思います。 まずは鋏ですが、レッスンではクラフトチョッキをお薦めしております。 フラワーデザインでは細いワイヤーでお花を処理していくことも多く、普通の花きりバサミでは、ワイヤーを切ると すぐに切れ味が悪くなり、ハサミを使い物にならなくしてしまいます。 クラフトチョッキはすぐれもので、お花も切れるし、かつワイヤーもさくさくカットすることができるので１つお持ち, いただくと大変便利かと思います。 お店でよく売られている普通の花きりバサミより２００円〜３００円ほどお値段が高いですが、その便利さゆえだと 思います。 それからオアシス。本当はフローラルスポンジと呼ばなければなりません。オアシスとはフローラルスポンジなど 資材を製造しているメーカーさんのブランド名だからです。 このフローラルスポンジも信頼できるメーカーさんのものをご利用することをお薦めいたします。 お花を花瓶に生けたときのようにお花がきちんと水を吸い上げてくれるよう、フローラルスポンジのセル構造や ペーハーを中性に保つ為の機能がメーカーものはしっかりしているからです。 すごく安く売られているフローラルスポンジを見かけることがありますが、見た目は同じでも、お花にとっての 環境は違いますので、せっかくの大切なお花を枯らしてしまったら本末転倒です。フローラルスポンジ選びにも 充分気をつけていただきたいと思います。 |
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