サイトマップ | ブーケ&装花 | 花束・アレンジ・祝い花・生込み | レッスン内容 | What's NEW | 壁紙無料 | リンク | 広告表示義務 |
Mille Fleur Flower Design 通信 vol48. Oct. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室)11月号 11月にはいって春の花がたくさん目につくように なりました。 11月のブライダルでは秋の深まった雰囲気をだす ようなリクエストが多いのですが、10月にあんなに 秋がいっぱいだった花の市場が11月の声を 聞いたとたんに、春の花、そしてクリスマスの 着色した花材や実物、そして秋の花、と季節が いろいろミックスされています。 その中から秋を拾いだすのは、10月よりもかなり 大変な作業でした。 秋の婚礼でひっぱりだこだった大輪のダリヤ、今年はさまざまな種類をお披露目しましたが、もうこのダリヤも この11月最初の3連休で終わりのようです。季節は着実に動いてきました。 秋の陽はつるべ落とし、と秋の日の入りの速さをいいますが、秋の花もつるべ落としのごとく,これから巷で 本格的な紅葉を迎えるか・・というときにガクッと秋の花は姿を消してしまいました。 クリスマスをそろそろ感じさせる11月にお目見えするのが、着色系の楽しい花材です。 着色ユーカリは「オータムカラー」という名前で出回りますが、クリスマスに向けての楽しい花材でもあり、かつ 秋の紅葉をイメージするのにも、ほとんどドライフラワー同様に扱えて水保ちもいいので、安心して使える花材です。 ユーカリのメントール系のすーっとした香りはクリスマスの常緑樹の香りを連想させ、今年も残り少なくなったなぁと しみじみ感じさせられます。 パステル系のラナンキュラスを見てまた季節が一巡りしたなぁと何だか嬉しくなって仕入れました。 柔らかいシフォンのような花びらがひらひら開ききる姿に嬉しくなります。 でもこのお花が本格的にでまわるようになる為には、あともうひと段階寒さが厳しくなる必要がありそうです。 どのぐらいって? んーっ、そうですね、朝お布団からでるのが辛くなるぐらいの寒さは必要かも。。。 先月はフローラルフォームを使わずに、花器にお水をはって生ける投入れのレッスンが中心でした。 秋の花材のコスモスなどは水がさがりやすいので、フローラルフォームよりも植物が直接吸水できる投入れのほうが 適しています。 投入れは、花を矯める、留める、ということを特にあらためて考えさせられる内容だと思います。 クラシックスタイルの一点始点という何度も聞かされた理論も、投入れを体験していただくことによって、 より一層その理解が深まります。お花を生けているとき、ふっと何かを感じていただけるターニングポイント となるレッスンだと私はとらえております。 左、右、前、後ろ、と順番にバランスをみながらいけていくこと、最初の土台になる部分は地味な作業では あるけれども大切な作業で、足場がしっかりしていると、最後にいける花は自由自在に留めて楽しむことが できること、それはまるで人生で大切なこと、そのものの教えが集約されているみたいで、花の前で 襟を正す思いになります。 |
花がおしえてくれたこと \1,890 <書籍> ミルフルール・Flower Design 水野麻紀著 |
☆以下のサイトからご購入いただけます。 ・Amazon.co.jp |