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Mille Fleur Flower Design 通信 vol77.May. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室)5月号 2年程前、「2007年問題」が騒がれていた頃、私にはあまり関わりのないことのように 思っておりましたが、去年はそれを実感させられることが突然私の周りでいろいろ起こりました。 いろいろなお取引先の会社の方と仕事をしていて相手の方の具体的な年齢についてあまり考えることはまずありませんので、 ずっと近くで一緒にお仕事をさせていただいていて、急に「来月で定年退職なんですよ。」と 告げられたときの私の衝撃といったら、それは大きなものでした。 そしたら立て続けに他の周りの方も「自分はもう数ヶ月先で・・」なんて聞かされてしまったときには どの方もそういう風な見た目でないだけに一層「狐につままれたような」とはこのことでは、と思ってしまいました。 若い感性はそれはそれで素晴らしいものかもしれませんが、長くその仕事で培った感性は なにものにも替えられない財産だと思います。なにより仕事における安心感があります。 こうして元気で溌剌としてらっしゃっていて、ずっと一緒に、次のこと、そして次のこと、と お仕事できると思っていたのに、今月と来月のこの月の境目の仕切りだけで、 もう関わりのない人になってしまうなんて、会社の組織とはそういうものか、と心の中にぽっかり穴があいてしまったように 暫く呆然としてしまいました。 これは私の全くの思い込みで、ご本人は次の新しい人生に期待がいっぱいなのかもしれませんし、 それを私は祝福しなければならないのかもしれません。 また別なところでは会社も合併が相次ぎ、他のお取引先などでも今まで一緒に仕事をさせていただいた 方に変動があったりと、何かと激動があった1年でした。 知り合いのヘアスタイリストさんにそんな話をきいてもらいながら、「定年がないからそういった 意味ではずっと続けられますよね。」と話したら意外な答えがかえってきました。 「いや、ぼくらの方がもっと早いかもしれませんよ。年取ってるスタイリストがお店で幅をきかせているのが ウィンドウ越しに見えたら若いお客さん嫌でしょう。自分はもう少し年をとったら、奥の方に個室を 作って若い頃から付いてきてくれて一緒に年を重ねていったお客さんのサービスをするように 今から考えてるんですよ。やっぱり若さに勝るものはないですからね」と。 あわやそんなことまで深く現実的に考えてるとは思っていなかったから、はてさて私はどうしよう。。。 なんて急にあせってきたりして。 そんな話をするとスタッフは「いやいや、近所には90歳というのに、元気にお花を売っているおばあちゃんがいて、 生きがいだって言ってましたよ。」と励まされるし。 今は日々、お客様のご注文やご希望にたいして誠実に正確な納品、を心がける毎日ですが、 ライフワークって生きがい、やりがい、とかだけでなく、その終着点の見つけ方、も自分で 模索していくことなのかなぁと、今ぼんやり感じています。 話は少しそれてしまいましたが、という去年はいろいろ変動があって、それが実際影響してくるのは 今年の仕事からで、また手探りの仕事が始まりました。 2007年問題と世間で騒がれるだけ、やはり日本の高度経済成長を支えてきたこの時代の方は根性や力量のある方が多かったのだと、 身をもって今感じています。 これからの季節、水が温むのでお花をいけている花瓶の水も濁り易くなってきます。 ガーベラのように茎の柔らかいお花は、水の濁りで茎が腐り易くなってしまいますので、 深水にしないでできるだけ冷たい水を与えるようにしましょう。 花が悪くなってしまう以前に茎がだめになってしまうと肝心な水揚ができなくなってしまいます。 5月はゴールデンウィークでお出かけになる機会も多いことと思います。 お庭の大切な植物も留守中は心配ですよね。 たまたま待合で早読みした本に面白いことが書いてありました。 植物を育てはじめると、水遣りや世話が気になって、家を留守にするなんてとんでもないとがんじがらめに 考えてしまいがちだが、 「植物の育て方を知る」、という考えから、「植物の育ち方を知る」という考えに発想の転換をすると もう少し大らかに自分の人生も楽しむことができるでしょう、云々と。 |
花がおしえてくれたこと \1,890 <書籍> ミルフルール・Flower Design 水野麻紀著 |
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