Mille Fleur Flower Design 通信 vol76.Apr. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室）4月号 先月お届けさせていただいたひな祭りの桃の枝、大変好評で嬉しく思います。 ｢今まで桃は近所で買っても蕾は開いたことがなく、硬いまま終わってしまっていたのに、ミルフルールさんの 桃は今年とっても綺麗な花を咲かせました。」とのお声をいただき、ご丁寧なお手紙に 感激いたしました。 お客様のお宅で綺麗に花を咲かせてくれた桃の枝にも、よくぞ頑張ってくれてありがとう！ 感謝です。 お花もいろいろ等級があり、ミルフルール・フラワーデザインで扱っているお花は全て産地も等級も 確かな一流の花材ばかりです。且つ、仕入れて最初の水揚がお花の鮮度の勝負どころですので、 他のお店では考えられないぐらいの扱いで手間のかかる大変丁寧な水揚をしています。 なのでお花を日常で楽しまれるお客様にはお花を手にした瞬間ご理解いただけるので本当に 嬉しく思います。 お花は繊細なものですので、自分の手元から離れた時点での扱いで状況が変わってしまうので 無事お届けできてお花を咲かせていただいて、初めてほっと安心します。 「チューリップも花が終わってから暫くするとドライになったその姿もとても美しくてそのまま飾ってます。」 とデカダンな風格のあるお写真をお送りいただいたり、と今年の春のお花とともに楽しいシーズンを過ごさせていただきました。 お花を好きという方は世の中にあまねくいらっしゃるかもしれませんが、ミルフルールのお客様はその好きの度合いが 全然違います。お花が人生そのもの、の花愛を強く感じ、それをこうして共感させていただくことが とても満たされた気持ちにさせられるのです。 これからの季節、スズランやミヤコワスレのような小花で背丈の小さな花がいろいろ出回ります。 小さなお花は大きなお花の中では存在感がどうしても浮き立ってくれません。 小さいお花はたくさんの本数をまとめて生けてあげると、アレンジメントの中でやっと 際立ってきますが、そうはいっても、そんなにたくさんのお花をいつもいつもそろえることは 難しいですよね。 いつもの花器とは別に小花専用の器を特別に考えてみると面白いアイディアがいろいろ生まれてくるかもしれませんよ。 ショットグラス、エッグスタンド、ミルクピッチャー、小さなジャム瓶、液体糊のプラスチックのいれもの、水が 入れられるものならなんでも大丈夫です。 そして小さいお花ならではの手軽さで、あしらいの器も着せ替え人形のようにいろいろと取り替えてみると お花がまた違った表情を見せてくれるのをご確認いただけることとおもいます。 その花に、陶器の器、ガラスの器、プラスチックの器、質感やその器の光の反射の仕方で 今まで気付かなかった小さな世界の発見があるかもしれません。 |
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