Mille Fleur Flower Design 通信 vol44. May. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室)5月号 風の気持ちいい素敵な季節となりました。 本格的に暖かい日が続き,お花もあれよあれよと、 目移りするぐらい、心がくすぐられる花が出盛ってます。 この季節のお花、シャクヤク、ライラック、ビバーナム、カラー、スズラン アリウム、あやめ、それからバラ、名前を挙げたらきりがないぐらい ですが、この季節はチューリップやラナンキュラス、スイートピーの 早春の花が終わった後の、ちょっと大人びた花の雰囲気になり 和を意識した花あわせを楽しみたくなります。 連休も終わると今度は母の日です。 遠く離れたお母様へのお花のプレゼント、駆け込みのご注文でも 承っておりますので、どうぞごご利用ください。 今月の写真はホワイトスターのフラワーボックスです。 ボックスにきちんと見えてますでしょうか??花首だけですので、 相当なお花の量が必要です。大きさはおおよそ13cm立方になります。 このようなデザインの時には1本にたくさんのお花をつけている花材を利用するのがミソです。 それから花の角度をきっちり平面に対して水平にあしらうとより立体的になります。 ホワイトスターの茎は柔らかいので少し太い部分から剪定し、ラフに差込みました。 撮影してみたら,なかなかこの四角の形がうまく伝わらず、ホワイトスターがわけもわからない形でべったり・・・ と、なってしまいましたので、急遽おリボンを四方からデコレーションしたのです。 これで何とかボックスの形が浮き上がってきました。3次元のものを2次元に表現すること、ピカソになった気分です。 かなり贅沢なお花の利用の仕方ですが、お花がお手元にたくさんあるとき、是非お試し下さい。仕上がりは とっても可愛いですし、茎が短くなっているので暑い季節には、かえってお花をより長く楽しめますよ。 気温の上昇とともにお花の日保ちが心配になってきます。 今日は改めて水揚についてお話させていただきましょうか。お花屋さんでよく見かけるバラとガーベラのお話です。 鮮度を保持するいろいろな薬剤がでまわってますが、何よりも一番のご馳走は、いうまでもなく新鮮な 水です。茎も滑り、水も濁ってしまったままでは1週間以上もつものも、1日で枯れてしまいます。 茎の滑りを洗い流して、まめに新しい水に替えてあげましょう。 バラは水が下がると首がクタッとなってしまいますが、一度器から出して、水切りをしてバケツに深く水を張り 休ませます。12時間もするとまた元気に復活してきます。深く水を張ることによって浸透圧があがり、水が あがりやすくなるのです。 ガーベラは逆です。深水に長時間お花をつけておくと茎の部分からクニュッと柔らかくなって枯れさせてしまいます。 ガーベラの場合は花よりも茎の方が柔らかくて弱いので茎から駄目にしてしまう場合がほとんどです。 出来るだけ浅く水を張り、花が弱っていたら茎を水切りで短く切り戻します。そうすると思ったより、長く 楽しめることと思います。 |
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