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Mille Fleur Flower Design 通信 vol53. Mar. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室)3月号 沈丁花の香りが心地よい季節となりました。 もやもやっと、蒸気を感じるような日もあったりと、 春霞の大きなベールがそろそろ列島を包みこみそうです。 早春から春本番へと季節は駆け足で進みます。 近所でおいしいお鮨やさんがあります。 1月中旬には、初カツオを食させていただきました。 「えっ、この季節にもう初カツオ?」と初物で喜ばせていただきます。 寒ぶりが旬かと思ったら、もう寒ぶりはほとんど終わりとのこと。 確かに寒ぶりは11月頃から早々に出されていました。 街のお魚やさんの日常の品揃えと比べて、季節が数ヶ月先取りされて、目を楽しませてくれます。 それは鮨職人さんの見せる「粋」です。 全くお花と一緒だなぁ・・と今の旬についてお話をうかがいしながら、そう思いました。 お花もこれから迎える季節を一足先にお披露目するのが、花職人の「粋」でもあります。 そろそろ桜の花見が心待ちだなぁ。。という世間の期待を組みながら、その風景を切り取って見せることによって、 人々はこれから到来の季節に、期待でますます心躍らせることでしょう。 このような季節の先どり感といったことはファッションとも同じですよね。 切花で出回るお花も、数ヶ月実際のお花の季節を前倒しで出回り始めます。 初物は、まだ最盛期のものではないので、高値をつけますが、先取りして楽しむ、風雅があります。 確かに外で皆が花見をしている季節に、あえて桜を生けても感動はあまり生まれないことでしょう。 こういった「粋」は、もとになる季節感が人の心にないと、感動が生まれません。 季節の移ろいを楽しめる自然の恵みを目いっぱい謳歌して、この「粋」を楽しんでいただきたいと願います。 ミルフルールのお客様、意外と思われるかもしれませんが、お得意様で男性のお客様も多いです。 お花をもともとお好きなのかもしれませんし、贈られた方から大変気に入っていただけた・・ということで、 ありがたいことに繰り返しご利用いただいております。 重ねるごとに、知っていただけるお花の種類が増える楽しみもありますし、今度はこんなイメージはいかが ですか・・と私も御用聞きに徹しながらもいろいろご提案させていただける楽しみもあります。 お花贈る男性に、これこそ「粋」だなぁと、さりげないダンディズムにいつも敬服いたしております。 今更ですが。。。お花をいけるには、まずお花を切る道具、ハサミなどが必要です。 日常の場面で当たり前のように、存在して、当たり前のように利用している道具ですが、ここで お花を切る道具には主なところでは、フローリストナイフのようなナイフ、カッターナイフ、花きりバサミ、 クラフトチョッキ、ワイヤーを切るペンチ、オアシスを切るオアシスカッターなどがあります。 これらは刃物ですので、利用の際に安全の為の充分な注意が必要です。 慌てていたり、急いでいたりなど、時間のないとき、特に扱いにはご注意ください。 作業中に足元に落としたりすると足の腱をきるような大怪我にもなりますし、オアシスカッターも 慌てて掴んでしまうと、ぐっさり手のひらを切ることになります。 人から人へと手渡すとき、ハサミを手に持って作業中人に話しかけられたとき、何気ないところに 自分や相手を傷つけたりする思わぬ危険性があることを今一度、充分に認識していただきたいと思います。 ハサミがさび付いてくると、葉や茎の切れ味も悪くなり、切れ味が悪くなると、切るときに植物に余計な負荷をかけて しまうので、お花のもちも悪くなってしまいます。 導管に出きるだけダメージを与えない為にも、利用するナイフやハサミはさびを取り、磨いだり、新しいものに 取り替えるようにしてください。 |
花がおしえてくれたこと \1,890 <書籍> ミルフルール・Flower Design 水野麻紀著 |
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