フラワーアレンジメントのレッスン
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フラワー・ブライダルブーケ・アレンジメントレッスン・ウェディング・会場装花 ・ミルフルール・フラワーデザイン Mille Fleur Flower Design 通信 vol51. Jan.
ミルフルール・フラワーデザイン
(ブーケ、花の教室)1月号


新年あけましておめでとうございます。
お正月は普段と違ったゆっくりとした時間が流れています。
この連休が終わるといよいよ街の流れもいつもの活気を戻すことでしょう。

「レッスンでお花を習うようになって街のお花をみるようになりました。」
というお話をよくいただきます。
こういう専門性のあるところにいらしてくださる方ですので、もともと
お花も好きでいろいろご存知なはずです。
それは好きな国に初めて降り立ったとき、街行く人々の顔が一様に
見えていたのが,時とともに、いろいろな関わりができて、ひとりひとりの顔が
区別がつくようになっていくのと同じような感覚なのかもしれません。
お花はどれも可愛らしく見えるけれども、レッスンで季節ごとのお花と
真剣に一輪一輪向かいあうことを重ねるうちに、花は
言葉を持ち始め、店先で出迎えてくれます。
コンサートの舞台にたったとき、群集として見えていた観客が
お友達や親戚に見守られているように人の顔が分かるように、花屋の花の
息遣いや顔が感じられてくるからだと思います。

通りには優しい花、個性的な花、ユニークな花屋さんがたくさん立ち並んでいます。
ミルフルールに訪れてくださるお客様はかなりのお花好きの方ばかりですが、このぐらいお花をご存知の方は
日本の全人口に対して一握りの0.00何パーセントにしかならないのではと思います。
お花屋さんの数にたいして、圧倒的に少ない人数のお客様ということになってしまいますよね。
見たことのないお花がバケツに一様に並べられていても、むしろ見覚えのある、バラとかカーネーションにしか
一般のお客様は手を伸ばしてくれないことでしょう。
提供する側と一般の人達との認知の乖離が大きいと、どんなに素晴らしい商品を用意しても商品としての成立は難しいものです。
お店側の人達は、お客様にお花にご興味をもっていただくために、もっともっと、情報発信をいろいろな形で努めていく必要性を感じます。
一旦お花の顔が見えはじめると、すそ野は広がり、お花を売る側も、買う側も楽しい時間を共有できるようになります。

 お花の生け方  Part.51

デザインを生み出す方法〜
山や川をみていると、その中に自然の規則がみえてきます。
花や葉をじっとみていると、その小さな世界にさえも、また規則が見えます。
葉脈の筋の流れ、葉の茎へのつき方、それはシンメトリーであったり、ア・シンメトリーであったりと、植物そのものが
デザインの原点であります。
植物が寄り添って生えている姿、風になびく動き、リズム、全てが語りかけてくるのを覚えます。

アイディアが浮かび、作製し始め、作製しながらどんどん形を変えていくこともあります。
花は生鮮品なので、どうしてもそのとき手にはいらないことがあります。
デザインを温めておいて、その花が入ったときに、作成する方法もあります。

予算が限られているとき、予算のことばかり考えているとなかなかアイディアが浮かびません。
あれもできない、これもできない、と出来ないことばかりに縛られてしまうからです。
そんな時はまずアイディアをどんどん出してみて、そのアイディアから出来ること、出来ないことを
振り分けていったり、できないところを何か他のことで代替できないか考えてみると、また新しい
アイディアが浮かんでくるものです。



花がおしえてくれたこと
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ミルフルール・Flower Design
水野麻紀著
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