サイトマップ | ブーケ&装花 | 花束・アレンジ・祝い花・生込み | レッスン内容 | What's NEW | 壁紙無料 | リンク | 広告表示義務 |
Mille Fleur Flower Design 通信 vol61. Dec. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室)12月号 振り返ると今年もたくさんの方からご愛顧いただき 本当にありがとうございました。 春、夏、秋、冬、と季節に後押しされるような忙しい 1年でしたが、振り返ると月ごとにいろいろなお客様の お顔が頭に浮かんできます。 来年1月がお正月休みを含め、私が日本に 不在の日が多くなる為、できることは今年のうちにと 年末は31日まで営業させていただく予定でおります。 年始は7日〜になりますので、その間のメールの ご返信は7日から順次2日以内にはお返しさせていただきますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。 共鳴、共振という現象があります。グラスなどでよく実験される物理学的な現象です。 同じ周波数をもっているもの同士だと遠く離れていても空気の振動を介にして、音が鳴りはじめることを 共鳴と呼び、同じ波長のもの同士がこの波にであうと、吸収して振動を始める事を共振といいます。 何となくミルフルール・フラワーデザインのお花を気に入ってくださる方にいらしていただいて、そのお客様にまた 私自身が共感をさせていただき、その積み重ねで自分の感性の剣を研がさせていただいているような、 そんな気がしてなりません。 日々いただくお仕事は決して自分ひとりでできることではありません。共鳴してくださるお客様お一人おひとりの おかげで成り立っています。 お花はそれぞれ持っているイメージが違うのでその方の持っているイメージにあわせることが一番大切なことです。 もちろんお打ち合わせなどでその方の世界に積極的に入っていく最大限の努力は大前提ですが、それでも、 このことで苦労したことがほとんどありません。 きっと私が求めることとお客様が求める相互の力でこのご縁をいただいているからなのかなぁ・・とありがたく感じます。 今まだ見ぬ、そしてどこかで素敵なこれからの出会いの日の為にもまた日々精進しなければならないと思っております。 今年お世話になりました皆々様に心より御礼申し上げます。 そしてまた今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。 それは決して目に見えるものではありません。そしてそれはいつ来るのかも分かりません。 まわりにはそんなもったいない・・もっと要領よくやればいいのに・・どっちも同じようにみえるよ・・なんて いわれても納得がいかないと自分自身が納得がいくまで何度でも作り続けて仕上げていきます。 日々その繰り返しではありますが、何年かに1度、急にふと視界が拓けてくるような気がすることもあります。 一瞬掴んだかのように見えたことが又かすんできて、また新たに磨き始めていく、その繰り返しの毎日は, 終わることのない旅のようです。 もう少し前の自分だったら、そのはっきりした答ががむしゃらに探せばどこかにきっと明確な形となって 目の前に現れてくれるものだと思っていました。でも今となるとその答はあいまいな陽炎のようなもので、 気長に探し続けてもなかなか見つけられないこともうすうす気付きながらも、尚その日々探し続ける行為に 価値を見出しているのかもしれません。 要領のいい花は一見華やかだったり、キャッチーだったりしますが、どうも浅薄な印象を受けて 心を動かしません。花はそれ自体が美しいので、人がその作業を怠っても素人目にはその怠りが 咎められることもないかもしれませんが、それは一番許容できないことです。 学生時代に読んだ戯曲、アイルランド出身でフランスの近代の戯曲家サミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」 の話をふと思い出しました。 お話の中の主人公はひたすら当てのないゴドーを待ち続けます。 才能のある人、天才は既にゴドーを見つけることができたのかもしれません。 ただ受動的に待ち続けるのではなく、穴を掘ったりと能動的に探し続けながら、人生の終りがくるまで それでも尚、私はゴドーを待ち続けていくのかと思います。 学生時代にはなんのことか良く分からず、でも心のどこかに引っかかって巣食っていた記憶が 期せずして今の自分を動かす原動力になっています。 |
花がおしえてくれたこと \1,890 <書籍> ミルフルール・Flower Design 水野麻紀著 |
☆以下のサイトからご購入いただけます。 ・Amazon.co.jp |