Mille Fleur Flower Design 通信 vol.98 Apr. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室）4月号 先月のこのページを綴っている時、それから数日後にあんな大震災が起こるなんて、想像すらしていませんでした。 この度の大地震で被災された方がたには心からお見舞い申し上げます。 私達はこの震災のことも、そして辛い気持ちになられている被災者の方がたのことも、今だけでなくこれからもずっと こころにとめて、日々の暮らしを大切に生きていかなければならないのが使命だと思います。 生かされたものとして。。。。 大地震は怖かったけれども、その後テレビで報道された東日本の海岸の津波の映像やお話は思わず 目をそむけ、耳をふさぎたくなるほどの壮絶で、悲痛で、とても現実のこととして受け入れることのできないことばかりでした。 大変な被害にあわれて途方にくれていながらも、前に進まなければ、、、と強い心をもって、それでも がんばっている現地の方がたをみて、自分の無力さと、何かしなければ、、、と気持ちばかりが空回りして 過ごす数十日でした。 それでも日々、取引先から仕事の問い合わせがあり、言われたとおりの仕事をたんたんとこなし、 出きるだけいつもと変わらぬ平常心でブログを更新し、と空っぽの心をなんとか手仕事で埋めるように 日を送っていたような気がします。 「運命」とよく聞く言葉ですが、「運命」は「命」を「運ぶ」ことなんですよね。 命とは生きているまさに命でもあり、命（めい）でもあると思うのです。 今は被災された方もそうでない方も心に傷を負って大変な思いをなさってらっしゃることと思いますが、 今抱える悲しみを片手に、仕事でも家庭における役割でも、それを全うすることに尽くすことが これからの「運命」を作ることになるのかもしれません。 春の陽射しのようにすこしずつ明るい光がさすことを願います。 本当は今月、器の選び方についてお話をさせていただこうと考えておりました。 でも次回に回したいと思います。 桜を楽しめるのはこれから1週間なそうです。 年に一度の一生懸命さいている桜の花を、今年もできるだけたくさん楽しみたいですね。 |
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