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Mille Fleur Flower Design 通信 vol65. Jan. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室)4月号 お花見はいかがでしたでしょうか。 これからお花見が待ち遠しいという方もいらっしゃることと思います。 日本は南北に細長いので桜前線北上する便りも楽しいものです。 桜の季節は開花までそわそわとなんだか落ち着かないものです。 満開のときよりも、未だか、未だか、と待っているその待っている時間の方が、 現実に咲き誇ってしまった時よりも、楽しんでいるような気もします。 この季節は花霞といって、大気中の水分が多いので桜を仰ぎ見るその空は抜けるような青空というよりも 霞がかったグレーに見えることが多いです。 桜のほのかなピンク色とグレーが大空に広がり、春の壮大な絵巻を臨むようです。 画像は今年の新宿御苑の桜です。 今年は4月にはいっても例年より肌寒いようです。 日中でも陽が当っているときは暖かいのですが、少しでも陽が雲間に入ると上着が必要になります。 それも湿度が低いからなのでしょう。今年の春はヨーロッパのようなからりとした爽やかな季節を迎えています。 桜の開花した水温む季節、いつもは花の水替えなどでお世話が忙しくギヤアップする頃なのですが、今年は お花にとっても過ごし易いようで比較的大らかな気持ちでお花をお世話することができています。 今年から新しい生活がスタートする方も、いつもと同じ新年度を迎えた先輩方も、希望の種がこれから どんどん実っていきますように・・と空を眺めながら静かに祈ります。 お花のアレンジメントは小さいものなら、センスのいい方なら習わなくても何となく雰囲気で可愛らしく 生けれてしまうものです。 逆にスクールで機械的に型だけ習ってもその先にあるものを見出せないと なかなか生けるという行為が楽しく思えてこないことがあるかもしれません。 身の回りには絵や音楽など生活を潤おしてくれるものがたくさんありますが、 花は比較的分かり易い芸術かもしれないと思います。 絵を鑑賞するのに、ある程度のバックグラウンドなり、その色や形の意味するシンボルなどの 知識を備えることによって初めてより深く絵を鑑賞できることが多いですが、 お花は見たままを感じられる、より触感や嗅覚、視覚全てに直接訴える ので分かり易い芸術だと思うのです。 そんな花でもある程度のデザインについての理論をきちんと系統だてて学ぶことによって、より 深い領域で楽しむことができるようになります。 そしてそれは花だけでなく、他の芸術のものの見方にもそのまま全てに通じてくるので 絵を見ても建築物を見ても鑑賞が楽しくなってきます。 誰でも受け入れる懐の広さをもって、間口が広く、そしてどこまでも奥が深い、それが花の世界の極意だと思います。 |
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