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Mille Fleur Flower Design 通信 vol.103 Nov. ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室)11月号 近年の日本のクリスマスは11月の声を聞くとともに始まるような気がします。おそらく地球上で一番乗りのクリスマスですね。 バラの色も赤系がたくさん並びはじめるようになりました。これからクリスマスまでは赤い花が一番輝く季節です。 クリスマスもその当日よりも、迎えるまでの準備の作業のひとつひとつが楽しいですよね。 今年のケーキはどうしようかなぁ。。とかプレゼントは誰と誰にあげようか??クリスマスツリーのデコレーションや リースの準備、手作りのクリスマスフラワーやお食事、あれこれ考えると気持ちがわくわくと、そして 忙しくなりそうです。 まだまだクリスマスの花材のアイテムが揃わないので、11月1日に可能な限りのクリスマスのフラワーアレンジメントを作ってみました。 今年のクリスマスフラワーはちょっとひねりを加えてテーマを大人色にしてみようかなぁ、、と頭をよぎりますが、 定番の赤x緑はやはり見ているだけで楽しくなるしクリスマス気分を盛り上げてくれるな、とまだまだこれから一ヶ月悩み続けてしまいそうです。 物をつくるというのはその時の自分を記していく作業だなぁとこの数年強く感じるようになりました。 それは花に限ったことではなくて、芸能の世界だと演ずることだったり、踊ることだったり、歌うことだったり、 絵を描くこと、詩をかくこと、演奏すること、それは何にでも通ずることな筈です。 日々の製作の仕事は試行錯誤で悩みの渦中にいながらその中で生み出せる一番いいものを・・という 意識があって、その時点では自分の中の最善を尽くすことながら、その最善の点と点を折れ線グラフのように 時系列で再現していくとどうなるのかなぁ。。と想像します。 物をつくることは単調な繰り返しのことのように見えることもあるけれども、ある日”これだっ!”と急に光明が差し込むように ひらめきを感じることもあったり、それが本物であったり、しばらくするとそれほどの手ごたえのものでもなかったことに気付いたり、すべてが 自問自答で内へ内へと入り込んでいきます。 人間として生きていく以上生まれてから老いるまでその一本道のレールの上を一方向にしか進んでいけないわけで、 そこには成長や円熟の過程、そして枯れていくプロセスを宿命として背負っていくわけです。 意識してもしなくてもその試行錯誤の過程で自分が同じ場所にとどまらず少しずつどこか違った方向に向かっていき、 作風も自ずと変容していくことも必至です。 商品の世界でも「テイスト」というものがありますが、十数年前の私の作品と今の私の作品では気が付いたら違った土俵に たっているような実感をするのです。 以前の仕事内容を思い出して、踏みとどまることの選択もあるのかもしれませんが、物を作るということへの正しい道は やはり新しい道を探しつづけることでしかありません。 いつもこころの片隅にくすぶっている漠然とした自分への問いかけのようなものを、文字にしてみたら どういう結論をだせるのかなぁ、、と徒然に今回は綴ってみました。 こんな感情は、日々のさりげない生活の中ででも誰もが感じる感情なのかもしれません。 季節がそんな感情を呼び起こしてくれたような気がします。 |
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